北海道地すべり学会

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お知らせ

平成21年度第2回(通算48回)研究委員会報告                         


 

今年度第一回目の委員会を平成22年2月2日(月)15時30分からJSTイノベーションプラザ セミナー室(北区北19条西11丁目)において開催しました。

 

話題提供では,近年、国内外で大きな地震が発生し,それに起因した地すべりによって大きな災害が発生していること,これらを踏まえて現在,8分科会からなる地すべり学会地震地すべり調査・研究プロジェクトが活動していることから,このプロジェクトの中心的役割を担っておられる阿部真郎氏(奥山ボーリング(株))をお招きして「地震と地すべり」と題してご講演いただきました(写真)。

北海道も地震地すべりと無縁ではなく,むしろ多くの方が1993年〜1994年に相次いだ地震による地すべりや2003年十勝沖地震による地すべりについて精力的に調査活動に関わっていますので,講演後も熱心な議論や意見・情報交換が行われました。

 

報告・討議ではこれまで取り組んできています滝川・吉野地域を対象とした地すべり斜面の判読と危険度評価の一助とするため,伊藤(北見工業大学)が試行している空中写真の時系列判読による地すべり斜面の活動状況について,石丸氏(北海道立地質研究所)がAHP法による地すべり斜面の評価についてお話しました。

その他,今後の委員会活動の方向性や委員会役員について意見交換を行いました。

平成21年研究委員会報告
平成21年度第2回研究委員会の様子